〜「紙 → Excel → AI」の3ステップで、業務を効率化する方法〜
■「うちは昔ながらのやり方で十分」と思っていませんか?
地方の中小企業の経営者の方から、よくこんなお声を聞きます。
「ITって難しそうで、どうせウチには合わないでしょ」
「社員も高齢だし、パソコンなんて使えない人ばかり」
「うちは人手が足りないから、そんな余裕はない」
こうした声は、決して珍しくありません。
実際、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉がニュースや行政資料で使われていても、
「それってウチに関係あるの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし今、地方の中小企業こそ、“ちょっとしたデジタル化”が大きな成果に繋がる時代になっています。
ITに詳しくなくても、社員の人数が少なくても大丈夫。
大切なのは、「全部を一気に変える」のではなく、“できることから一歩ずつ始める”ことなのです。
この記事では、そんな「最初の一歩」として、
「紙 → Excel → AI」という3つのステップで、無理なく業務を効率化していく方法をご紹介します。
■ステップ1:紙の業務から脱却する(まずは“データ化”)
まず最初に取り組みやすいのが、紙ベースの業務の見直しです。
経理、日報、勤怠、見積、発注…
あなたの会社でも、こんな光景が当たり前になっていませんか?
-
手書きの伝票や帳簿を事務員が毎日整理
-
ファイルキャビネットが書類であふれている
-
必要な資料を探すのに毎回10分以上かかる
-
提出済みの申請書類が「どこにあるかわからない」
このような業務を、まずは「デジタル化=データで残す」ことから始めましょう。
✅ できることの例:
-
手書き日報 → スプレッドシートに入力
-
勤怠表 → タイムカードではなく、Excelで管理
-
見積書・納品書 → テンプレートを使ってパソコンで作成
難しいシステムを導入しなくても、ExcelやGoogleスプレッドシートといった身近なツールで始められます。
この段階で目指すのは、「紙をやめること」ではなく、「情報を整理できる形にすること」です。
■ステップ2:Excelを使って“仕組み化”する
Excelをただの表として使うだけでなく、業務に合った“仕組み”を作っていくことで、
「人手をかけない」環境が少しずつ整っていきます。
たとえば──
-
請求書発行:日付や金額を入力するだけで自動計算&出力
-
勤怠管理:出勤時間・退勤時間から残業時間を自動集計
-
顧客リスト:商談履歴・連絡先などをまとめて管理
最初は難しそうに感じても、テンプレートを活用すればすぐに実現可能です。
🎯 Excel仕組み化のメリット:
-
作業時間の短縮(人手不足の対策に)
-
業務の“見える化”(社長が現場の状況を把握しやすく)
-
担当者が変わっても引き継ぎが簡単(属人化の解消)
■ステップ3:AIで「人の代わり」ではなく「相棒」にする
ここまでできたら、いよいよAIの活用です。
AIと聞くと、何かすごく特別な技術のように感じるかもしれません。
でも、実際にはあなたの業務にすでにすぐ使えるツールがたくさんあります。
✅ 中小企業でのAI活用の例:
活用例 | 使い方 | 効果 |
---|---|---|
文書作成 | ChatGPTで案内文・マニュアルを作成 | 時間削減・表現の質向上 |
よくある質問対応 | チャットボットを自社サイトに設置 | 電話・メール対応を自動化 |
売上分析 | 売上データをAIに読み込ませて傾向分析 | 勘に頼らない判断が可能に |
採用支援 | 応募者情報をAIでスクリーニング | 面接前の時間を大幅短縮 |
■DXは「特別なこと」ではありません
ここまでお読みいただいたあなたにお伝えしたいのは、
DXとは「ITの専門家だけがやる特別な改革」ではないということです。
むしろ、地方の中小企業こそ、少しの工夫で生産性を大きく高められる可能性を秘めています。
-
業務の手間を減らす
-
社員の残業を減らす
-
経営判断を速く・正確にする
-
お客様への対応品質を上げる
これらはすべて、DXの成果です。
■最初の一歩は「話してみること」から
「なんとなく便利そうなのはわかったけど、うちの業務だと何から始めればいいか分からない」
「やりたいけど、ツールの選び方も分からない」
そんな方は、ぜひ私たちにご相談ください。
お問い合わせはこちら
AIやDXに関する無料のオンライン相談会を開催中です!
「AIで実際に何ができるか知りたい」や「自社の業務課題をAIで解決できるか知りたい」等のAI・DXの活用に関してお気軽にご相談ください。